完璧上司は激甘主義!?
「嘘でしょ……?」
声が震える。
いつの間にか斗真を支えていた腕は力をなくし、支えを失った斗真の身体は大きくバランスを崩し、地面に崩れてく。
「痛っ!」
斗真からは痛がる声が聞こえてきたが、私の耳には響いてこない。
それどころか視線はふたりから逸らせない。
だって私の視線は、南課長と……そして、永井さんの姿を捉えていたのだから。
斗真が酔って騒いでいる中、私はまるで金縛りにあっているかのように、全く動けずにいた。
声が震える。
いつの間にか斗真を支えていた腕は力をなくし、支えを失った斗真の身体は大きくバランスを崩し、地面に崩れてく。
「痛っ!」
斗真からは痛がる声が聞こえてきたが、私の耳には響いてこない。
それどころか視線はふたりから逸らせない。
だって私の視線は、南課長と……そして、永井さんの姿を捉えていたのだから。
斗真が酔って騒いでいる中、私はまるで金縛りにあっているかのように、全く動けずにいた。