完璧上司は激甘主義!?
「疲れているのに、すみませんでした」
出張疲れているはずなのに、予定より早く帰ってこれたからこうやって寄ってくれたんだよね?
嬉しいけれど、申し訳ない気持ちになる。
冷えたビールを差し出すと篤人さんは「ありがとう」と言って受け取ってくれた。
そしてなぜか私の腕を掴んできた。
「え……と篤人さん?」
なんだろう、これ。
自分の分のビール片手に、ソファーに座る篤人さんに腕を掴まれること数秒。
「疲れているけど、こうやって麻帆のところに来た意味、分かっている?」
会社では絶対に見せないような甘い顔をして、私の身体を引き寄せる。
「あっ、篤人さん?」
急激にドキドキしてきてしまった。
だって私の胸元には篤人さんの顔が当たっているのだから。
いつもは見上げているのに、こうやって篤人さんを見下ろしているっていうだけで、胸がキュンと鳴る。
普段なかなか見ることができない篤人さんの旋毛が見えるのだから。
「仕事頑張って早く切り上げてきた甲斐があった」
そう言いながらより一層ギュッと身体を抱き寄せる篤人さんに、苦しいほど胸が締め付けられてしまう。
篤人さんが大好きで堪らない気持ちにさせられる。
こうやって甘えてくる篤人さんも全て――……。
出張疲れているはずなのに、予定より早く帰ってこれたからこうやって寄ってくれたんだよね?
嬉しいけれど、申し訳ない気持ちになる。
冷えたビールを差し出すと篤人さんは「ありがとう」と言って受け取ってくれた。
そしてなぜか私の腕を掴んできた。
「え……と篤人さん?」
なんだろう、これ。
自分の分のビール片手に、ソファーに座る篤人さんに腕を掴まれること数秒。
「疲れているけど、こうやって麻帆のところに来た意味、分かっている?」
会社では絶対に見せないような甘い顔をして、私の身体を引き寄せる。
「あっ、篤人さん?」
急激にドキドキしてきてしまった。
だって私の胸元には篤人さんの顔が当たっているのだから。
いつもは見上げているのに、こうやって篤人さんを見下ろしているっていうだけで、胸がキュンと鳴る。
普段なかなか見ることができない篤人さんの旋毛が見えるのだから。
「仕事頑張って早く切り上げてきた甲斐があった」
そう言いながらより一層ギュッと身体を抱き寄せる篤人さんに、苦しいほど胸が締め付けられてしまう。
篤人さんが大好きで堪らない気持ちにさせられる。
こうやって甘えてくる篤人さんも全て――……。