完璧上司は激甘主義!?
「なに笑っているんだ?」
「笑ってませんよ」
「嘘言うな」
お互いクスクス笑いながら触れ合うこの時間が、今では一番大切な時間になりつつある。
「麻帆……こっち向いて」
耳元で囁かれ、ドキッとしながらも言われた通り身体の向きを変えれば、篤人さんは目を細めて微笑んでいた。
そしてドキドキしている私の頬にそっと大きな手で触れてきた。
「あのさ、麻帆……。こうやってお互いのマンション行き来するのもいいと思うけど、さ」
「?はい」
そう言うと篤人さんは、距離をさらに縮めてきた。
「最近週の半分は一緒に過ごしているし、どうせなら一緒に住まないか?」
「…………え?」
一緒に住む?……私と篤人さんが??
思いもよらない言葉に、頭の中はフリーズ状態。
「そう。こうやって一緒にいる時間が増えるだろう?」
それはもちろんそうだ。
一緒に住めば朝から晩まで二十四時間篤人さんと一緒にいられる。
好きな人と一緒にいられる。しかもそれをこうやって篤人さんから言ってくれたのだから、嬉しいに決まっている。……でも、今ここで大きく首を縦に振ることは出来なかった。
「笑ってませんよ」
「嘘言うな」
お互いクスクス笑いながら触れ合うこの時間が、今では一番大切な時間になりつつある。
「麻帆……こっち向いて」
耳元で囁かれ、ドキッとしながらも言われた通り身体の向きを変えれば、篤人さんは目を細めて微笑んでいた。
そしてドキドキしている私の頬にそっと大きな手で触れてきた。
「あのさ、麻帆……。こうやってお互いのマンション行き来するのもいいと思うけど、さ」
「?はい」
そう言うと篤人さんは、距離をさらに縮めてきた。
「最近週の半分は一緒に過ごしているし、どうせなら一緒に住まないか?」
「…………え?」
一緒に住む?……私と篤人さんが??
思いもよらない言葉に、頭の中はフリーズ状態。
「そう。こうやって一緒にいる時間が増えるだろう?」
それはもちろんそうだ。
一緒に住めば朝から晩まで二十四時間篤人さんと一緒にいられる。
好きな人と一緒にいられる。しかもそれをこうやって篤人さんから言ってくれたのだから、嬉しいに決まっている。……でも、今ここで大きく首を縦に振ることは出来なかった。