完璧上司は激甘主義!?
「もう麻帆ってば本当にバカ。救いようがないバカだわ」
「俺も未希と同感!第一同棲話を持ち掛けた男の気持ちを察することが出来ない女は、最低だぞ」
「……ちょっとふたりとも。傷を抉るようなことばかり言わないでくれる?」
日曜日の夜。
我が家にていつものメンバーで突如飲み会を開催したものの、さっきからこの手の話ばかり。
すると未希はビール片手に顔を顰めた。
「だって本当のことじゃない。麻帆のズボラぶりを熟知しているのに、一緒に住もうって言ってくれたのよ?どうしてすぐに返事しなかったのよ!……しかも理由が聞いて呆れる!両親に許可を取ってからとか!」
心底呆れたように未希は大きな溜息を漏らした。
「そうだぞ、麻帆!心なしか今日の南課長、どこか元気なかったし。落ち込んでいるんじゃないか?」
「……まさか!」
斗真の言葉にドキッとしつつも、否定してしまう。
だってあの篤人さんに限って私のことで落ち込むとか、想像出来ないし。
未希同様、斗真も日曜日にも関わらずスーツ姿。
そして篤人さんも今日は突然仕事が入ってしまったのだ。
金曜の夜、同棲話を持ち掛けられてもすぐに返事を返すことが出来なかった。
「俺も未希と同感!第一同棲話を持ち掛けた男の気持ちを察することが出来ない女は、最低だぞ」
「……ちょっとふたりとも。傷を抉るようなことばかり言わないでくれる?」
日曜日の夜。
我が家にていつものメンバーで突如飲み会を開催したものの、さっきからこの手の話ばかり。
すると未希はビール片手に顔を顰めた。
「だって本当のことじゃない。麻帆のズボラぶりを熟知しているのに、一緒に住もうって言ってくれたのよ?どうしてすぐに返事しなかったのよ!……しかも理由が聞いて呆れる!両親に許可を取ってからとか!」
心底呆れたように未希は大きな溜息を漏らした。
「そうだぞ、麻帆!心なしか今日の南課長、どこか元気なかったし。落ち込んでいるんじゃないか?」
「……まさか!」
斗真の言葉にドキッとしつつも、否定してしまう。
だってあの篤人さんに限って私のことで落ち込むとか、想像出来ないし。
未希同様、斗真も日曜日にも関わらずスーツ姿。
そして篤人さんも今日は突然仕事が入ってしまったのだ。
金曜の夜、同棲話を持ち掛けられてもすぐに返事を返すことが出来なかった。