完璧上司は激甘主義!?
未希の言ったように、両親の話を持ち出して何とか切り抜けた。
だってそうでしょ?
こんなズボラな私が篤人さんと一緒に暮らすことなんて、想像できないもの。
今はまだお互い別々に暮らしているから、毎回のように部屋を掃除されても平気なのかもしれない。
でも一緒に住めば、それが毎日になるわけだ。
もちろん私だって、以前に比べたらだいぶズボラさが軽減してきたと思う。
だけど篤人さんから見たらまだまだなはず。
そんな私が今、篤人さんと一緒に暮らせるはずなんてないよ。
私にとっては幸いなことに、土曜の夜、一緒に過ごしていた篤人さんに電話が入り今日仕事になってしまった。
そしてどうやら斗真も休日出勤を余儀なくされたらしい。
未希は挙式が入っていたから当然出勤していた。
ちょうどふたりの上がる時間が同じだったらしく、今朝どうしたらいいのか分からず未希にメールで相談していた私の元に、駆けつけてくれたのだ。
なのに先ほどからふたりが掛けてくれる言葉は、慰めの“な”の字もないほど否定的なことばかり。
「それにしても南課長ってすげえよな。ズボラな麻帆を知り尽くしているっていうのに、わざわざ同棲話を持ち掛けるなんて」
「それだけ麻帆のことが本気ってことなんじゃないの?それなのに、麻帆ってば……」
だってそうでしょ?
こんなズボラな私が篤人さんと一緒に暮らすことなんて、想像できないもの。
今はまだお互い別々に暮らしているから、毎回のように部屋を掃除されても平気なのかもしれない。
でも一緒に住めば、それが毎日になるわけだ。
もちろん私だって、以前に比べたらだいぶズボラさが軽減してきたと思う。
だけど篤人さんから見たらまだまだなはず。
そんな私が今、篤人さんと一緒に暮らせるはずなんてないよ。
私にとっては幸いなことに、土曜の夜、一緒に過ごしていた篤人さんに電話が入り今日仕事になってしまった。
そしてどうやら斗真も休日出勤を余儀なくされたらしい。
未希は挙式が入っていたから当然出勤していた。
ちょうどふたりの上がる時間が同じだったらしく、今朝どうしたらいいのか分からず未希にメールで相談していた私の元に、駆けつけてくれたのだ。
なのに先ほどからふたりが掛けてくれる言葉は、慰めの“な”の字もないほど否定的なことばかり。
「それにしても南課長ってすげえよな。ズボラな麻帆を知り尽くしているっていうのに、わざわざ同棲話を持ち掛けるなんて」
「それだけ麻帆のことが本気ってことなんじゃないの?それなのに、麻帆ってば……」