完璧上司は激甘主義!?
「残念だったな、麻帆。朝から会えなくて」
「斗真!……重いんですけど」
どうやら斗真は出勤したばかりのようで、コートを着たままの状態。
そして慣れ慣れしく肩に腕を乗せては、私越しにボードを見ていた。
「なんだよ、慰めてやっているのに」
「どこをどう見たら、これが慰めているっていうのよ。っていうか腕!」
斗真の腕を乱暴に引き離すと、つまらなそうに顔を顰めた。
「麻帆って俺にいつも冷たいよな」
「別にそんなつもりはないけど?でもそう感じるのは、斗真が子供だからじゃない?」
「はぁ?俺のどこが子供だって言うんだよ」
ますます顔を顰める斗真。……だからそうやってすぐムキになるところなんだけどな。
まるで犬のようにキャンキャン吠えている斗真を無視して自分の席に戻るものの、犬と化している斗真は後を追ってきた。
「こら麻帆!言い逃げなんてズルイぞ!」
「やだ!ちょっとついてこないでよ!」
斗真はしっかりと私の席までついてくると、椅子に腰かけた私に向かって顔を近付け、声を潜めながら言ってきた。
「いいか、麻帆。俺が思うに男とは常に子供なんだ。きっと南課長だって中身は子供に決まっている」
「はぁ?そんなわけないでしょ!」
今度は私が顔を顰めてしまった。
「斗真!……重いんですけど」
どうやら斗真は出勤したばかりのようで、コートを着たままの状態。
そして慣れ慣れしく肩に腕を乗せては、私越しにボードを見ていた。
「なんだよ、慰めてやっているのに」
「どこをどう見たら、これが慰めているっていうのよ。っていうか腕!」
斗真の腕を乱暴に引き離すと、つまらなそうに顔を顰めた。
「麻帆って俺にいつも冷たいよな」
「別にそんなつもりはないけど?でもそう感じるのは、斗真が子供だからじゃない?」
「はぁ?俺のどこが子供だって言うんだよ」
ますます顔を顰める斗真。……だからそうやってすぐムキになるところなんだけどな。
まるで犬のようにキャンキャン吠えている斗真を無視して自分の席に戻るものの、犬と化している斗真は後を追ってきた。
「こら麻帆!言い逃げなんてズルイぞ!」
「やだ!ちょっとついてこないでよ!」
斗真はしっかりと私の席までついてくると、椅子に腰かけた私に向かって顔を近付け、声を潜めながら言ってきた。
「いいか、麻帆。俺が思うに男とは常に子供なんだ。きっと南課長だって中身は子供に決まっている」
「はぁ?そんなわけないでしょ!」
今度は私が顔を顰めてしまった。