完璧上司は激甘主義!?
取り敢えず悩みは家に帰ってから考えよう。
だって今は初めて田村さんとふたりで飲みに来ているのだから。
「よーし田村さん!乾杯しよう!!」
テンションを上げてグラスを高く上げると、「いいね~」と田村さんもノッてきた。
今だけはこの時間を楽しもう。
そして家に帰ったら少し掃除しようかな。
せめて誰か来ても大丈夫なくらいには。
この日はいつも以上にお酒が進み、次第に酔いが回ってきた。
だけど酔いが回ってきたことでさらに気分良くした私は、その後もきっとお酒を飲み続けたんだと思う。
そうでなかったら、こんなに頭は痛くならないはずなのだから――……。
「……んっ?うるさい」
いつもの時間にセットしてある目覚まし時計が部屋中に鳴り響く。
まだまだ布団の中にいたい気持ちを吹き飛ばしながら、布団から手を出し目覚まし時計の場所を探り当てると、すぐさま音を消した。
「あと少しだけ……」
これがいつもの日課。
十分後にはスマホのアラームが設定されている。
たった十分二度寝するのが、意外と至福のひと時だったりする。
だって今は初めて田村さんとふたりで飲みに来ているのだから。
「よーし田村さん!乾杯しよう!!」
テンションを上げてグラスを高く上げると、「いいね~」と田村さんもノッてきた。
今だけはこの時間を楽しもう。
そして家に帰ったら少し掃除しようかな。
せめて誰か来ても大丈夫なくらいには。
この日はいつも以上にお酒が進み、次第に酔いが回ってきた。
だけど酔いが回ってきたことでさらに気分良くした私は、その後もきっとお酒を飲み続けたんだと思う。
そうでなかったら、こんなに頭は痛くならないはずなのだから――……。
「……んっ?うるさい」
いつもの時間にセットしてある目覚まし時計が部屋中に鳴り響く。
まだまだ布団の中にいたい気持ちを吹き飛ばしながら、布団から手を出し目覚まし時計の場所を探り当てると、すぐさま音を消した。
「あと少しだけ……」
これがいつもの日課。
十分後にはスマホのアラームが設定されている。
たった十分二度寝するのが、意外と至福のひと時だったりする。