想うだけ、想わせて。





…こっちを向いた。


…え?

こっちを向いた彼の顔。
それは夢でありがちな好きな人だとか、芸能人だとか、全然知らない人じゃなかった。

私の隣で温かく笑っていた彼正体は、


同じクラスの高橋 太雅(たかはしたいが)だった。
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