〜hero〜

3





携帯も知らない。




どこに住んでるのか。




名前すらも。



そんな女達といくつ甘い時間を過ごしても満たされない。




明け方を差し引いても、痛い程の寒さを感じながらタクシーまでの道のりを歩く俺は虚しさを噛み締めた。












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