カウント・ダウン


くだらないくだらないくだらないくだらない


部屋に入るなり、今朝出掛ける前の、倍もの疲れが押し寄せる。

アタシは一体、今日一日ナニしてたんだ?
全く、くだらない。
なんだこの消化不良な感覚。なんだこの頭痛。
今まで味わった事ないやこんなの。

サポート外です!


大げさにため息ついて小さなソファにどすん、と座り込んだ時、ガラステーブルに投げ出したまんまのケータイが目に入った。

そういえば。
今日一日、ケータイなくても不自由しなかったな。
ていうか、思い出したりさえしなかった。


着信とメールを知らせるイルミネーションが、設定通りにチラチラと華やかに光っている。

数件の着信。
数件のメール。

…少し…ホッとしてしまう。


メールを順番に開くそしてトンと心臓が跳ねる。

彼、からだ。


「おーい、元気か
今日もアイシテル」



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