手を伸ばした先に君がいる
横顔の君
とあるビルの2階に入っている雑貨を輸入する会社で働く衣織。
時計はすでに夕刻を指している。
衣織の隣にデスクを並べている親友の美和が
デスクワークで凝った首を左右に曲げながら、席を立ち窓辺に歩いていく。
美和 「衣織~、あんたの王子様がお迎えに来てるよ~」窓の外の車を指差す
衣織 「えっ?わ!もうこんな時間!」 時計をチラッと見、書類を抱えて美和の元へ
美和 「あの車、そうでしょ?頼もしい王子様」にやっと笑う
衣織 「・・王子様じゃないってば。」 呆れた顔で抱えてる書類を片付ける
美和 「何、今日デート~?」
衣織 「違います~、大学の後輩のところに行くんだって。そのお供です^^」書庫に鍵をかける
美和 「あんまり楽しそうじゃないデートね。ま、富士兄にヨロシクね」
衣璃 「うん、じゃ先帰るね」鍵を美和に渡す
衣織 「お先に失礼します」
手を振る衣織と美和
建物から出て一台の車に走っていく衣織を二階から見ている美和
A 「衣織ちゃん、お兄さんが迎えに来たの?」
美和 「あ~、違う違う。元家庭教師だったお兄さん」
A 「彼氏か~^^」
美和 「ど~なんだろうね~・・・あの二人は」 富士兄が車のドアを開けるのが見える
衣織 「富士兄ごめんなさい、時計見てなくて」 富士斗の目の前で手を合わせる衣織
富士斗「着いたばかりだ。さ」美和を車に促す
富士斗の車が去っていく
美和 「・・・10年経っても進展なしか。よくわかんない二人だわ。」
時計はすでに夕刻を指している。
衣織の隣にデスクを並べている親友の美和が
デスクワークで凝った首を左右に曲げながら、席を立ち窓辺に歩いていく。
美和 「衣織~、あんたの王子様がお迎えに来てるよ~」窓の外の車を指差す
衣織 「えっ?わ!もうこんな時間!」 時計をチラッと見、書類を抱えて美和の元へ
美和 「あの車、そうでしょ?頼もしい王子様」にやっと笑う
衣織 「・・王子様じゃないってば。」 呆れた顔で抱えてる書類を片付ける
美和 「何、今日デート~?」
衣織 「違います~、大学の後輩のところに行くんだって。そのお供です^^」書庫に鍵をかける
美和 「あんまり楽しそうじゃないデートね。ま、富士兄にヨロシクね」
衣璃 「うん、じゃ先帰るね」鍵を美和に渡す
衣織 「お先に失礼します」
手を振る衣織と美和
建物から出て一台の車に走っていく衣織を二階から見ている美和
A 「衣織ちゃん、お兄さんが迎えに来たの?」
美和 「あ~、違う違う。元家庭教師だったお兄さん」
A 「彼氏か~^^」
美和 「ど~なんだろうね~・・・あの二人は」 富士兄が車のドアを開けるのが見える
衣織 「富士兄ごめんなさい、時計見てなくて」 富士斗の目の前で手を合わせる衣織
富士斗「着いたばかりだ。さ」美和を車に促す
富士斗の車が去っていく
美和 「・・・10年経っても進展なしか。よくわかんない二人だわ。」