幼なじみ達の恋心

「何なんだよ……。」












「と……斗真?落ち着いて?」












「落ち着いてられっかよ…。」




「何でまゆはそんなに無防備なんだよ。」



「何で俺じゃねぇんだよ。」









陸兄といい達也って奴といい…。





何でまゆ何だよ…。








何でまゆを好きになるんだよ…。






もう、訳わかんねえ…。










「斗真…。」








「陽太…ごめん。」



「俺、頭冷やしたいから帰るわ。」










そう言って斗真は暗い街の中を
すり抜けて帰っていった。







「はぁ…斗真も大変だな。」



「でも、斗真…まゆちゃんを」
「信じてあげて…。」









陽太はそう呟いて帰って行った。


*その頃斗真と陽太*END
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