幼なじみ達の恋心
よし!

今から仲直りしに行こう!







私は、自分の部屋から出て


夕飯の準備をしてるお母さんのところに駆け出した。





「お母さん!」


「私、今から斗真家に行って来るから!」











「はいはい。」

「じゃ、お母さん先にご飯食べてるわよ。」





「うん!」





私はそう言って家から出ようと玄関まで行った時。










「まゆ!」



お母さんが慌ただしく玄関まで走ってきた。







「これ斗真君の家に持って行ってあげて。」









そう渡されたのは…。










「りんご?」










何故りんご…?






あっ!





そう言えば斗真…りんごが好きだったんだぁ。





小さい時良く2人でりんご食べてたもんね!







「斗真君、昔からりんご好きでしょ?」

「この間近所のお友達から大量にもらって……。」

「だから斗真君家におすそわ☆」









「わかった!」

「じゃ、渡しておくね!」

「行ってきます!」




私はその後袋から一個だけりんごを出し、


自分のポケットに入れた。



りんごを見せて仲直りする作戦!





昔もこれで良く仲直りしたっけ☆




後の残りは斗真ママに渡そう♪





って!





う~ん!!




斗真が先に出たらどうしょう……。



さすがにすぐに斗真に会うのは緊張する……。




もし、先に斗真が出たらなんて言えば良いの?
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