幼なじみ達の恋心

「何かさぁお前と達也が仲良くしてると」

「イラついて……つい……。」


「ごめん……。」










「あ…私も!ごめん。」

「つい……カァッとなって斗真の事…」

「大嫌いって言ってしまって……。」

「それを謝りたくて来たの。」


「はい!これ、りんご!」


「いつもこれで仲直りしてたでしょう?!」







「あっ!うん!」

「じゃ、これで仲直りな!」


って俺はかじったりんご半分をまゆに渡した。

そしてまゆは半分のりんごを食べ笑顔になった。










「斗真?私、斗真の事大嫌いじゃないからね!」






ここで本当は幼なじみじゃなく恋として

大好きだよって言いたいよ……。









でも…斗真には好きな人がいる。









きっと…斗真の好きな人は…。





藤岡さんだよね。







だからこの片思いそっと…自分の心に閉まっておこう。








「えっ…まゆそれ、どう言う意味…!?」








「幼なじみとして大好きだから!」


良いよね…私と居る時ぐらいは斗真と
楽しんでも…。









あっ…やっぱ…そう言う事かぁ…。




「はいはい。」
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