幼なじみ達の恋心
「そっそうなんだぁ!あっ…てか陸兄そろそろ離し....!」



離してって言おうとした時



斗真が私と陸兄の所に割って入ってきた!




「陸兄!まゆから離れろ!」



斗真は陸兄を睨みつけそう言った。






いつもの声よりワントーン低い怒っているような声だった。








「おっ!斗真久しぶりだな。」






なっ!



 



何が久しぶりだよ!







すげーイライラする。







まゆに触れるな!








陸兄は絶対まゆの事1人の女として好きな
事ぐらい昔から見てみりゃ分かる。








俺はいつの間にか陸兄を睨みつけていた。






「わかったわかった、斗真そんなイライラするなって。」





斗真は相変わらずまゆが好きなんだな。






見てて分かりやすい奴なのに


まゆはまゆで無頓着だし。





俺も斗真に負けてられないな。







どんなライバルだって俺は俺でまゆを
振り向かせる。

< 16 / 317 >

この作品をシェア

pagetop