幼なじみ達の恋心
「くそっ!」



「俺は何でこんな事してしまったんだよ!」





俺は今頃さっきの強引なkissをしてしまった事に後悔と自分自身に苛立っていた。






「本当はあんな事するつもりじゃなかったのに…。」


「独占欲と嫉妬の固まりで周りが見えていなかった…。」


「そして気が付けば…。」


「無理矢理…kissをしてしまった。」






はぁ…。






挙げ句の果てには

「今の事は、忘れろ」なんて言って

そのまま、まゆを置いて帰ってしまっていた。






「まゆ。」


「ごめん…でも。」



「俺…どうしょうもないくらい好きなんだよ……。」


「でも、これからどうまゆに顔合わせたらいいのかわかんねぇよ。」







斗真は窓から見える


淡く光る月を見上げながら


儚い横顔で呟いた。
< 217 / 317 >

この作品をシェア

pagetop