幼なじみ達の恋心
その一方まゆも自分の家に帰っていた。
「ただいま……。」
「あら!おかえりなさい。」
「今日どうだった?陸君のCMと」
「斗真君の食事☆楽しんできた?」
「うん……。」
「楽しかった……よ。」
「そう☆それなら良かったわぁ。」
「まゆはモテモテねぇ☆陸君に斗真君に」
「好かれて☆」
「それはただ、幼なじみだからだよ。」
「お母さん私、今日ちょっと疲れちゃったからもう、寝るね。」
この時の私は、今にも涙が出そうだった。
でも、お母さんに心配掛けたくないから…
グッと涙をこらえて自分の部屋に入った。
パタン…。
私は部屋に入るなり涙が溢れ出す。
その原因は…さっきのkiss。
私は再び斗真の事を思い出す。