幼なじみ達の恋心

「ねぇ…斗真?」


「そろそろ打ち上げ行かないとみんな心配するんじゃない?」










「ああ…忘れてた…」

「そうだな、そろそろ行くか。」


「ほら、まゆ…手」


斗真はすっとまゆに手を差し伸べる。


「あっ////うん」






私はそっと差し伸べた斗真の右手を握る。


そして斗真は私の左手を優しく包み込んでいく…。



そのまま私達は手を繋いだまま打ち上げの場所へと歩いて行った。









「先生、遅くなってしまってすみません」









「お~神里、小林ようやく来たか!」


「ほら、入れよみんな待ってるぞ!」






「あっはい!おじゃまします」




家の中に入るとクラスのみんながワイワイと賑わっていた。







「まゆちゃん!ようやく来た!」
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