幼なじみ達の恋心
「まゆ」
その人影の後ろ姿は
斗真だった。
「えっ....斗真?」
「っつ!!」
俺はまゆをずっと待っていた。
さっきまでまゆとの思い出を振り返り
ながら俺はついまゆの名前を口にもらして
しまった。
そんな所をまゆ本人に聞かれ
俺はびっくりしてしまった。
「あ....まゆ、日直の仕事終わったかぁ?」
平常心で会話する俺はその言葉言うのだけで精一杯だった。
えっ....?
何で?
どうして斗真がここに?
さっきの女の子と帰ったんじゃないの?
そう、聞きたいのたに聞けない。
「日直の仕事終わったんなら帰るぞ。」
「斗真、陽ちゃん達と帰ったんじゃないの?」
私はそういう
言い方しか聞けなかった。
「まゆと一緒に帰りたいから待ってた。」
ドキッ!
「えっ?」
じゃ、さっきの女の子と帰る予定も陽ちゃん達と帰る予定も無かったって事?
「だーからまゆと2人で帰りたいから待ってたって言ってんだろ!」
「じっ....じゃ、斗真彼女と一緒に帰る予定も無かったったの?」
「はっ!?はあ?まゆ何を言ってんの?」
なんで俺が彼女いるって決めつけてんだよ。
俺はずっとまゆが....
もしかして!
まゆの奴さっき藤岡麻由美(ふじおかまゆみ)
と俺が体育館の裏で喋ってたの見たのか!?
さっき俺と藤岡が一緒に居るところ
見られたらのか?
「さっき、体育館の裏にいる斗真と女の子の姿が見えたから。」