幼なじみ達の恋心

「実は私、さっき水やりに花壇に居た時斗真と女の子が喋りながら歩いて行く所みたから」





「はぁ?っでなんで俺の彼女が藤岡麻由美って決めつけてんの?」




やっぱりまゆは見てたんだなぁ。



「だって....凄くお似合いだし楽しそうに喋ってたし。」


まゆは凄く泣きそうな表情で言った。






私、なんでこんなに悲しいの?
胸が締め付けられて苦しい。









「俺と藤岡は何でもねぇよ彼女じゃねえし。」







「えっ!?彼女じゃないの?」





「違うに決まってんだろ!」

「そもそも俺、彼女いねえし。」






「そっそうなんだ、あっごめん私、勘違いしてしまって。」





私、今ほっとしてる。


何でだろう。





やっぱり彼女いたら彼女優先で

幼なじみの私なんかいたら迷惑で
これからも一緒に遊んだり帰ったり
出来なくなるのが嫌と思ったんだ私。







だから彼女いないって聞いて凄くホッと
してる。







「まぁ、まゆそう言う事だから勘違いするなよ!」









「うん!」









「じゃ、早く日報先生に渡して帰るぞ!」









その後私達は、先生に日報を渡して
学校を後にした。
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