幼なじみ達の恋心

「まゆ…。まさかとは思うけど財布…。」











「財布…教室に忘れた。」











「やっぱり。」



「じゃ、そのまま素直にパン受け取れ。」










「ごめんね。」
「斗真ありがとう。」












「おう!」












「斗真はもう教室戻るの?」











「あぁ。そのつもりだけど。」













「じゃ、一緒に教室戻ろ!」









そうして私達は教室の前までたどり着いた。





そして私が斗真に話しかけたその時。




「ねぇ。斗真一緒にごは…!」











「斗真君!」

「話があるの…来てもらえるかな?」



「わかった。」











そう言って斗真に声を掛けて来たのは…。











藤岡麻由美さんだった。











ズキン!。










何?





何これ。







凄く苦しいよぉ…。






胸が痛いよ。








まゆは胸が締め付けられる感覚になりながら、斗真と藤岡麻由美が教室の前から離れて行くのをただ見ている事しか出来なかった。
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