幼なじみ達の恋心
「陸兄はどうなんだよ……。」













「俺もまゆが大好きだ。」


「大好きでたまらない。」








「やっぱり……。」









陸兄は初めて斗真にまゆに対する想いを
言って覚悟を決めていた。




今から言う事に。

迷いなどなかった。









「斗真…。」







「お前に宣戦布告だ!」





「まゆは俺がもらう。」
「俺の方がまゆを幸せにできる。」









陸兄が俺に宣戦布告してきた。












「随分な自信だな。」




「俺だって!」
「陸兄よりまゆを幸せにできる!」
「絶対俺の方に振り向かせる!」







斗真はそう言った。


だから俺も…。






「俺も絶対振り向かせる。」




陸兄はそう言って誓った。
















例えまゆが今、気持ちが斗真に向いていたとしても絶対俺の方に振り向かせる。











「上等じゃねぇか!」







斗真と陸兄の目に火花が散らばっていた。











絶対まゆを陸兄に譲らねえ。











斗真は陸に宣戦布告され、




改めて誓った。
< 75 / 317 >

この作品をシェア

pagetop