幼なじみ達の恋心
「お~い!神里!久しぶりだな!」
「おっ!塚本!久しぶり!元気だったか?」
パパと塚本って言う社長さんは
凄く楽しそうにおしゃべりをしている。
って…塚本?
達也君と同じみよ字なんだぁ。
「あっ!塚本、俺の娘のまゆだ。」
パパは社長にいきなり私を紹介した。
「はっ…初めまして神里まゆです。」
「いつも父がお世話になってます。」
私はペコッと社長さんに頭を下げ
挨拶をした。
うひゃ~!
緊張した。
って…。
あれ?
社長さんの息子さん居ない。
今日は来なくなったのかなぁ?
「可愛らしい娘さんだね!」
「いえ…そんなことないです。」
私なんて本当全然可愛くないよ…。
「うちの息子ももう直ぐ来ると…。」
「おっ!来た来た!達也こっちだ!」
達也?
まゆは首を傾げた。
塚本達也…
同姓同名の人っているんだぁ。
「達也、挨拶しなさい。」
「初めましめ塚本達也です。」
「いつも父がお世話になって…!」
「初めましめ神里ま…!」
私が顔を上げたその時!
思いがけない出来事にまゆと達也は
ビックリしていた。