LOVEPAIN⑤


『なに?
もしかして言えない事?

また適当な男と遊んだりしてんの?』



「いえ。
その言い方だったら、
私が凄く軽いみたいじゃないですか!

私は、少し軽いだけです!」



『どっちにしろ、軽いんだ』


アハハ、と電話の向こうで笑っているその声に、
少し腹が立つ



だけど、なんだろ?



今、ナツキの声を聞いて安心している自分が居る




< 105 / 641 >

この作品をシェア

pagetop