LOVEPAIN⑤
夕べ、抱き合っていた体を離して、
篤の部屋へと入ると
「とりあえず、飲もうぜ」
彼は冷蔵庫の中から、
ありったけのビールの缶を出して来た
ザッと見て、8本あった
「え、っと」
部屋に入ったら、
そのまま押し倒されるんじゃないか、と思っていたので、
戸惑ってしまう
だけど、そのままテーブルの前に座ってしまう
「まぁ、飲めよ」
篤は私の横に座ると、
缶ビールのプルタブを開けて、
ゴクゴクと飲み出す
私も真似して、
同じようにする