LOVEPAIN⑤

佐藤雲雀は、
乱暴に私の体に触れて行く――…




不幸中の幸いか、
キスはされる事は無かった



この仕事をしてから思ったけど、

私はセックスよりもキスの方が、
好きな相手としかしたくない




簡単にその行為を済ませるように、

私のスカートの中に手を入れパンツを脱がされる



佐藤雲雀もジーンズと下着を下ろしたのか、

そのまま強引に私の中へと入って来た




途中から目を閉じていたから、

実際のところはよく分からないけど




べつにこれくらいの事、
仕事で何回もしている


だから、今さら傷付くような事じゃない



そう頭で何度も自分に言い聞かせるように、思う





自分の体が揺らされているからかすぐには気付かなかったけど、

体が震えている




段々と息苦しくなって来て、
意識が遠くなりそうになる




早く、終わってよ






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