LOVEPAIN⑤


「帰るくらい、一人で大丈夫ですよ。

じゃあ」


強引にそう言って、
私はその場から離れる



視線を感じて振り返ると、
佐藤雲雀がまたこちらを見ていた



今度は、細い目をさらに細め、

冷たい視線





怖い――…




早足で、打ち上げ会場から出た







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