LOVEPAIN⑤

私は逃げるように、
成瀬の部屋から出た




「広子」


そう背中に呼ばれる声が聞こえたけど、

怖くて立ち止まれ無かった




成瀬に責められると思うと、

怖かった




心底、私は成瀬に嫌われたに違いない





もう、本当に終わりだ








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