LOVEPAIN⑤
謝罪

夜の22時を過ぎた頃


私の携帯電話が鳴り響いた



テレビもついていない静かな私の部屋で、
その音はとてもよく響く



その音が、いつもよりも高く破壊的に聞こえて、

耳を塞ぎたくなってしまう




床に置いていた携帯電話を、
ゆっくりと手に取る



着信は、成瀬遥から







< 237 / 641 >

この作品をシェア

pagetop