LOVEPAIN⑤
暗い寝室へと入り、
成瀬が電気を点けた事によって現れたその惨状
自分がした事なのに驚いてしまう
ベッドは無惨なまま
「さっさと、ベッドに寝転がれよ」
その言葉に、また胸が痛む
「突っ立ってないで、
服でも脱げよ。
下だけでいいから」
私が望んでこうなっているのに、
悲しくなって来る
この期に及んで、
まだ私は成瀬に優しくして貰えると思っていたのだろうか?
優しく、抱いて貰えると