LOVEPAIN⑤

暗い寝室へと入り、

成瀬が電気を点けた事によって現れたその惨状


自分がした事なのに驚いてしまう



ベッドは無惨なまま




「さっさと、ベッドに寝転がれよ」


その言葉に、また胸が痛む




「突っ立ってないで、
服でも脱げよ。

下だけでいいから」




私が望んでこうなっているのに、

悲しくなって来る



この期に及んで、

まだ私は成瀬に優しくして貰えると思っていたのだろうか?



優しく、抱いて貰えると





< 251 / 641 >

この作品をシェア

pagetop