LOVEPAIN⑤
「目、腫れてっから」
そう言われて思い出したが、
散々泣いた私の目は腫れている
「でも、もう、大丈夫なんです」
もう、解決した
芽衣子さんと話して、
やっと、私は成瀬に対する気持ちにけじめをつけた
そりゃあ、この先も妬いたりとかはないとは、
絶対には言えないけど
今は、成瀬と芽衣子さん
二人には幸せになって欲しい
エレベーターの行き先は2階なので、
すぐに止まる
私と篤はエレベーターから降りると、
離れるが
「あ、篤さん、ちょっとそこで待ってて」
私は慌てて自分の部屋のドアの鍵を開ける
「え、ああ」