LOVEPAIN⑤
「――鈴木広子。
俺、なんかごめんな」
その涼雅の表情はしょんぼりとしているからか、
怒りが湧かない
「いえいえ。
早く部屋帰りましょう。
私、ご飯の用意しないと」
「もしかして、
俺の分もあんの?」
「もちろん」
「わ、マジ?
すげー嬉しい」
そうやって喜んでくれて、
やはり、私は涼雅と一緒にこれから住みたいのだと思った
涼雅と暮らす理由は、
楽しくなりそうだし、
とにかく、今私自身部屋で一人寂しいのは嫌だ