LOVEPAIN⑤


「もしかして、カレー?」


真後ろから声が聞こえ振り返ると、

ボクサーパンツ一枚の姿の涼雅が立っていた



バスタオルで、髪を拭いている





「あ、うん」


私はすぐに、前を向く



男性のそんな姿なんか、

プライベートとAVの撮影で何度も見ているのに



今、顔が赤くなっているのが自分でも分かる




「もしかして、鈴木広子俺の裸見て照れてる?」



「べ、べつに!」



凄く引き締まっていて、
きれいな裸だった





「これから一緒に暮らすのに、
こんなくらいで照れんなよ」


そう言われて、

確かに一緒に暮らすってそう言う事だと思った



見られたくない姿も見られたり、

その逆も






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