LOVEPAIN⑤


「篤じゃなかったら、誰だよ。
ナツキとか?」




そして、ナツキともその関係を疑われる事がある




「いえ。
涼雅さんって言う、
フリーターのバンドマンです」



涼雅の事を思い出すが、

今日、私が部屋から出る時はまだ眠っていた



一応、テーブルの上に書き置きをし、
朝から涼雅の分のサンドイッチを作り、

冷蔵庫へと入れて来た




夕べも、涼雅は床でそのまま寝ていたので、

近いうちに布団を買ってこないと



何故、私がそれを買わないといけないのか、
とも思うけど、

そうしないと涼雅はずっとそのまま床に寝そう



年上なのに、そうやって手の掛かる涼雅は、

ちょっとほっておけない感じの人




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