LOVEPAIN⑤

「――相手の男性の事をどうこう言う前に、

私はAV女優なんですよ」



それでも構わないと言ってくれた、
涼雅



彼と出会ってから、

私のAVの仕事をしている事に対する引け目みたいなものが、
薄れた




「悪い。
お前の交際に変に口出して。

お前じゃなかったら、
いちいちそんな事言わなかったかもしれない」


その言葉が、妙に切なかった


成瀬がまだ私を思ってくれている事が、

伝わって来て





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