LOVEPAIN⑤



「だって、鈴木広子は俺のご主人様みたいなもんだし、
俺は、拾われたペットみたいなもんだから。

だから、敬語とかナシ」




それで、私は涼雅には馴れ馴れしく接するようになった


そりゃあ、涼雅の事をペットみたいには思ってないけど




昨日、仕事の帰りに涼雅に布団セットを買って帰ってあげたのだけど、


その代金はちゃんと貰った



私が勝手に買って来たから、
お金はいらないって言ったのだけど




「俺が使うんだから」


そう言って、
布団代だけじゃなくて食費代として一万円も貰った



だから、私達の関係は、
対等なのだと思う






< 357 / 641 >

この作品をシェア

pagetop