LOVEPAIN⑤
「あー!
俺、肝心な事忘れてた!」
そう急に立ち止まるので、
横に居る私も同じように歩みを止めた
「俺の事、ナツキって呼ばないで」
「えっと…。
あっ、そっかぁ」
ナツキの名前はやはり、
ホストでの源氏名なんだ
だから、ホストをしている事を内緒にするならば、
そんな名前では呼べない
「では、何とお呼びすれば?」
ナツキの本名に興味が湧いて来た
私の声が弾んでいる事に気付いたのか、
ナツキは少し嫌そうにこちらを見ている
「ナツキさんの、本当の名前は?」
何故、私は今迄訊かなかったのだろうか
ナツキはスーツのズボンのポケットから財布を取り出すと、
免許証をこちらに渡して来た
そこに書かれた、
ナツキの名前は
俺、肝心な事忘れてた!」
そう急に立ち止まるので、
横に居る私も同じように歩みを止めた
「俺の事、ナツキって呼ばないで」
「えっと…。
あっ、そっかぁ」
ナツキの名前はやはり、
ホストでの源氏名なんだ
だから、ホストをしている事を内緒にするならば、
そんな名前では呼べない
「では、何とお呼びすれば?」
ナツキの本名に興味が湧いて来た
私の声が弾んでいる事に気付いたのか、
ナツキは少し嫌そうにこちらを見ている
「ナツキさんの、本当の名前は?」
何故、私は今迄訊かなかったのだろうか
ナツキはスーツのズボンのポケットから財布を取り出すと、
免許証をこちらに渡して来た
そこに書かれた、
ナツキの名前は