LOVEPAIN⑤
◇
20時50分
O駅の高速バス専用のバスターミナル
もうすぐ、ナツキの母親は深夜バスに乗る
私とナツキは、お見送り
「お母さん。
気を付けて帰って下さいね」
「ええ。
広子ちゃんありがとう」
「母ちゃん。
向こう着いたら電話して」
「はい」
なんだか、私はもう二度とナツキのお母さんに会えないと思うからか、
泣きそうなくらいにこの別れが悲しい
私が本当にナツキの彼女だったら、
良かったのにな
そうしたら、
またこの人に会えるかもしれない