LOVEPAIN⑤





20時50分


O駅の高速バス専用のバスターミナル



もうすぐ、ナツキの母親は深夜バスに乗る



私とナツキは、お見送り




「お母さん。
気を付けて帰って下さいね」



「ええ。
広子ちゃんありがとう」



「母ちゃん。
向こう着いたら電話して」



「はい」




なんだか、私はもう二度とナツキのお母さんに会えないと思うからか、

泣きそうなくらいにこの別れが悲しい



私が本当にナツキの彼女だったら、
良かったのにな



そうしたら、
またこの人に会えるかもしれない

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