LOVEPAIN⑤
「――約束は、守ってよ」
「その、ワガママを聞くってやつですよね?」
「そう」
「――はい」
私から、ナツキにキスをしていた
色々と、怖い気持ちは消えないけど
このまま、ナツキを好きになってしまおうかな、
と思ったのかもしれない
この人は、
私を傷付けるような事をしないような気がしたからかもしれない
ナツキは私を抱き締める力を強くすると、
私の唇を割るように舌を入れて来た
舌と舌が絡まる――…
流されてこうなっているわけじゃなくて、
私は強く望んでこうなっているのだと感じた
ナツキは、やはり私にとって特別な男性だから