LOVEPAIN⑤





ナツキの部屋に入るのは、

これで三度目





相変わらず、綺麗で広いマンション




地下に駐車場迄あって






「クーラー、そのうち効いて来るから」




ナツキはリビングのローテーブルの上に置いていたリモコンで、



エアコンに電源をつけた






「広子、シャワーでも浴びて来る?



その間に、部屋も涼しくなるだろうし」





「えっと…」






ボーと突っ立っている私に、

ナツキはゆっくりと近付いて来る





ドキドキと、心臓の音が強くなる


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