LOVEPAIN⑤
「成瀬さんだけじゃないですよ…。

私って、男の人にそんな扱い受けやすいみたいで。



現に、ナツキさんだって…。

ナツキさんは冗談で言ってるのかもしれませんが」





ナツキだって、

私の気持ちを無視してそんな風に






「ここで冗談だって言ったらせこいから言わないけど。



ちょっと俺酷かった。

ごめん」






今までナツキにそんな風に謝られた事がなくて、



驚いてしまう






「いえ。

べつに気にしな――」





ナツキの唇が私の唇に、重なる





そのキスはとても優しくて、



大切にされているんだな、

と実感出来た






舌と舌を絡ませ、



ナツキの体が私に重なり抱き締め合う






ナツキの肌と私の肌が一つになるように、



密着する


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