LOVEPAIN⑤
「広子、どうした?」





「違うんです!

今、そこを佐藤剣身が通ったんです!!



スッと佐藤剣身が横切って!」





今、このフロアの突き当たりの通路を、



佐藤剣身が通過した






成瀬は呆れたように溜め息を付き、



明美さんに謝っていた






「剣身君、きっとジュースでも買いに行ってたんじゃないかな?



そこに自動販売機があるから」





「そうなんですね」





あの通路の奥に、

ジュースの自動販売機が有るのか




覚えておこう

< 482 / 641 >

この作品をシェア

pagetop