LOVEPAIN⑤
「芽衣子さんにもお礼言ってて下さいね!

本当に嬉しいです!



今度芽衣子さんに会ったらお礼言わないと」




そう嬉しそうにしている私を見て、



成瀬も安心したように笑っていた




そんな成瀬の表情を見ていたら、



私もさらに嬉しいような気持ちで満たされる





嘘でも無理矢理でもなくて、



今の私は成瀬と芽衣子さんの事を祝福出来ている






「もし、あれだったら、

今日の仕事終わった後

飯でも食いに行くか?

俺と芽衣子とお前の三人で。



誕生日だし」





「えっ、今日……」





「いや。



やっぱ、流石にそれは嫌だよな」





答えに戸惑った私を見て、

成瀬はそう言うけど






「別に嫌じゃないんですけど……。



私、今一応彼氏居るんで…」





昨日、涼雅が今日は私の誕生日だから帰って来てくれると、



メールで言っていたから






「あ、そっか。

バンドマンの」





「はい。

またの機会に」





また今度、芽衣子さんとは成瀬が一緒でも、



ご飯を食べに行ったりしたいなぁ





すぐには無理かもしれないけど、



芽衣子さんとは仲良くなりたいと思うから

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