LOVEPAIN⑤
プレゼント
ベンツを車や人通りの少ない路地へと動かし停めると、
ナツキと私は何度もキスをしていた
お互い呼吸が乱れ、
少し乱暴なくらいに舌と舌が絡み合う
服の上からだけど、
ナツキの手が私の胸に触れ始めた
ナツキは私の唇から唇を離すと、
今度はゆっくりと下に下りて行くように私の首筋にキスをする
このままだと、きっと……
「ナツキさん……」
私はそんなナツキを離すように、
体をゆっくりと押した
「嫌?」
上目遣いにそう訊かれて、
その表情が凄く色っぽくて、
背筋がゾクリとした
怖いくらいの色気