LOVEPAIN⑤


「俺は、誕生日にワガママ聞いて貰ったから、

それでけっこう満足してるけど」



「ワガママって……」



あの夜、一緒に過ごしたくらいで、

大して私はナツキにワガママを言われていない




「広子、誕生日おめでとう」



「ありが――」



お礼を言おうとしたら、

キスをされて唇が塞がれた




ナツキは、
キスが好きなのかな?



そう思うくらいに、
よくされる



私もキスは好きだから、
いいのだけど


< 577 / 641 >

この作品をシェア

pagetop