LOVEPAIN⑤
「涼雅君はタバコ吸ってるって事は、
広子より年上?
同い年くらいに見えるけど」
「俺の方が1個上です。
ちなみに、4月で二十歳になってます」
へぇ~、涼雅って4月生まれだったんだ
「けど、鈴木広子から話には聞いてましたけど、
ナツキさん、本当にイケメンですよね?」
涼雅はジーと、
ナツキの顔を見ている
男から見ても、
ナツキの顔は見ずにはいられないくらい惹き付けるのだろう
「涼雅君もけっこうカッコいいけどね。
もし良かったらうちの店で働かない?
涼雅君、ホスト向いてそうだから稼げると思う」
「あー、俺も自分でホストとか向いてんだろうなぁって思うんですけど。
音楽以外で稼ぎたいって、
思わないんですよね」
「そう?
それは残念。
だけど、さっき電話越しで聴いたけど、
音楽の方が涼雅君には向いてるけどね」
ナツキと涼雅は
まずまず気が合うのか、
会ってから楽しそうに
会話を交わしている