ローリミー






ボーッとしながらそんな事を思ってると

いつの間にか合っていた私と彼の目。



「お、はよ!」



片手を上げ、顔を赤らめてそういう彼が

面白くって思わず頬が緩む。

なんだかとても、可愛く見える。



「………おおはよ、です」

「…おー!」



思考では全然冷静に物事を考えているけど

実際口に出せばごもる私に笑う。

そんな私の様子を見て一笑いすると、

また友達の方を向いて話をし始めた。





「湊ー、あれ友達?」

「葉山さん」

「それは知ってる。いつの間に友達?」

「……え、いやその‥」

「…は?何故に照れたし」



なんだか、今世界がキラキラして見える。







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