ローリミー
さっきの時間に使った教材をしまって、
かわりにスクバからお弁当を出す。
でかすぎる二段弁当。
だけど育ち盛りな私には
でかすぎるぐらいじゃなきゃ駄目だ!
そういえば今日はお母さんが
サンドイッチにおかずって言ってた。
「あ、ハトヤマさんいた」
そんな事を何気なく思っていると、
1人の女子が私のところへやって来た。
慌てて開けかけたお弁当を閉める。
「ハシヤマさんだっけ?」
「…‥は、葉山です」
そういうと、ピンと来たように頷いた彼女。