愛の唄を届けよう
「李瑠!ちょっと来て。」

次の日のお昼。
幸せのランチタイムになぜか迷い込んできやがった悪魔。

「美樹さん。幸せなランチタイムなんですが・・・」
「お預け」
そんなぁ・・・










「ついた。」
着いた場所は屋上。
なぜ?
「お昼にお供してやってもいいけど?」
「てか、俺嫌われてたんじゃ?」
「タイプじゃないとは言ったけど、嫌いとは言ってない。」
カムバック!俺の初恋!!!
「ほぉぉ」
「とにかく、これあげるから。」
瀬菜様の渡したものはなぜかお弁当。

・・・・なぜ?

「いいから、食べなさいよね。」
オープン・ザ・お弁当!!!
「・・・・っ」
俺を待ち構えていたのはキラキラ輝くおかずたち。
「これ、手作り?」
「やっぱ食べなくていいよ!」
そういって俺のお弁当を奪う瀬菜様
「何でですか?凄くおいしそうですよ!」
「うっさい」
「俺に食べて攻撃送ってきますよ!」
「はぁ?!」
「あぁ・・・ゴメン。俺のご飯達よっ!」
「っーーー。もぉ!」
「帰ってきた!待ってたよ・・・俺のおかず達」
「・・・プッ。アハハハ」
俺は彼女の笑顔に釘付けになった。
凄く素敵で
太陽のような笑顔。








それから毎日彼女はお弁当を作ってきた。
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