番外編☆獣系男子×子羊ちゃん
蒼介さんの熱を帯びた唇を
受け止めているうちに、

なんだか頭がぼんやりとしてきた。


体に力が入らなくなって
クタッとしたところで

蒼介さんに抱えられてソファに
連れて行かれたので

慌てて起き上がろうとすると……


蒼介さんが
覆いかぶさるようにして、

また唇が重ねられた。


もう起き上がることすらできない。


頭のなかが真っ白になって、

なにも考えられなくなったところで
タイマーが鳴った。


「あっぶねぇ…,

マジ、止めらんなかった。

……タイマーあってよかった」



ふうっ…と小さく息をもらすと、

蒼介さんは、

私の額に軽く唇をあてて

私の両手を引っ張り、起こしてくれた。


「モモ、大丈夫か?」



と優しく聞いてくれるけど、

全く大丈夫じゃないです……




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